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木賊

P1010872.JPGトクサでつくったハンドバック。トクサって木の賊って書くんですね。我が家では2本ほど挿し木したのが始まりだったけど、増えて増えてちょっと手に負えない状態です。内田百閒に「とくさの草むら」という絶品があるそうで(これまだ読んでないので)。たまたま手にした雑誌に書いてありました。木賊虫っていうのもいるそうです。「往生要集」にでてくる地獄の虫だそうで、これも孫引きです。トクサというのはこの地上にあらわれて何万年というとても古い植物のようです。なんたってカットして水につけておくと、あっという間に根が出てるから生命力抜群かも。地植えでなくても、浅い植木鉢に植えておくとなかなか風情があっていいものです。先日、まっすぐに伸びたトクサ100本単位で必要だったので、注文だしたら沖縄産がきました。運賃かかっているからかな。結構いいお値段でした。
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詩の朗読

P1000809.JPG箱にきれいな包装紙を貼って、花をアレンジすると思いがけない効果がでます。

 寺山修司の『戦後詩』を読んでいたら、詩の朗読にかんしてこんな一文がでてきた。
”私は、作者以外の朗読者による「詩の朗読」というものにも、ある種の苛立たしさを覚える。それに成功する場合には、必らず詩人が朗読者に犯されているのであり、聴衆の評価は「いかなる詩か」ということではなくて、「その詩を、いかに盗んだか」「その感情を、いかに偽装したか」ということに限られているからである。”
 いろんな見方があるだろうけど、一理あるなと思った。

       
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風が・・・・

P1010870.JPG
雪解けを待たずに顔をだす春いちばんの山菜。蕗の薹をほんの少しだけど収穫。ゆでてさらしてみじん切り、味噌味にしました。春の息吹を感じます。

      風が・・・・・      立原道造

 「郵便局で 日が暮れる
 「果物屋の店で 灯がともる

 風が時間を知らせて歩く 方々に
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フリ・フル・フレ

P1010864.JPG
今年のバレンタインアレンジです。ハートが多すぎだけど、まあいいことにします。壁掛けは造花の花びらで作りました。
 
   ほら、ここだよ
 背中が少しだけ痛いのは、きっと剝がれて消えた翼のせい。時間の軸を 
 ちょっとずらしてみると、あそこにもここにもうさぎ穴が見えてくる。テーブルには
 野菜の卵にヒマラヤの塩。さあ、お茶会の準備は万端。

上記の言葉は、青森在住の佐藤真里子さんの詩集『見え隠れする物語たち』の帯文です。
最近土曜美術出版販売から刊行された七冊目の詩集で、雪の結晶が浮き出た装幀はとてもステキな仕上がり。内容は冬の物語、春、夏、秋と季節でわけられた物語たちで構成されていてゆったりとした時間が流れています。パステルカラーのシフォンのような時間です。今年の冬は豪雪で大変。もちろん佐藤さんのお宅も例外ではありませんが、佐藤さんにかかるとこんな雪物語になります。

    フリ・フル・フレ
              佐藤真里子

 振り返ると
 足跡も消えて
 かいてもかいても
 フリ・フル・フレと
 降り積もる雪
 どこに消えたの
 あの色彩に満ちていた地上は
 すべてを白く包んで凍らせ
 レース模様の結晶が残るわた雪
 ヨーグルトにかけるお砂糖のこな雪
 地表の雪を吹きあげ頬を打つ地吹雪
 フリ・フル・フレと
 絶え間なく降る雪の向こう
 霞みながら駆けてくる白い馬が
 さっきまで
 暖炉のそばでめくっていた
 絵本*の温もりを連れてくる
 ページからこぼれたはりねずみは
 雪かきで汗ばんだわたしの胸を
 すすっと
 すり抜けて
 野苺の蜂蜜煮を大事そうに抱え
 恋人のもとへと急ぐ若者
 すすっと
 すり替わり
 はりねずみのわたしは
 雪かきシャベルを握り
 フリ・フル・フレと
 見上げる雪空に
 吸い込まれていく
             *絵本『きりのなかのはりねずみ』



      
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